候補その⑦ 湘南 パート1

奥多摩や小淵沢物件が不発に終わったことから、物件探しをしばしお休みしていました。その頃、働き方を変えて生活に余裕ができてきたので、ダラダラと過ごしてしまったというのと、前の2件の物件の不発で何だかセカンドハウスへのトキメキが薄れてしまったことが原因だと思います。

2018年1月。物件探し、何となく再開してみました。

再開のきっかけは、この頃、車を購入したことでしょうか。今までの物件探しでは、電車でのアクセスを気にするあまり、自由なエリア探しができずにいましたが、ここでその制約がとれたので、より自由な物件探しができるようになり、物件探しに対するトキメキが戻ってきたのです。

また、今までの物件探しでは、自分たちにとってプライスレス、という目線で探しすぎていて、なにか、「きゃー、こんなところに住んでみたーい!」とか、「このエリア、なんだか素敵!」みたいな、トキメくものに欠けていたように感じました。そこで私自信がトキメくという材料も併せて考えたところ、湘南エリアが候補に挙がりました。そういえば、仕事中心の生活でワークホリックとなっていた頃、湘南エリアに思いを馳せて、物件を検索したりしてたっけな。

湘南エリアとは、広義では大磯あたりから三浦半島だそうです(注:私調べ。但し、これについては様々な議論があるそう)。しかし、これではさすがに広すぎるので、アクセスを考えて、茅ヶ崎、藤沢、逗子というキーワードで探してみようということになりました。検索した結果ですが、、、

分かっちゃいたけどめちゃくちゃ高い!

まず、予算の1000万円台で中古戸建は到底買えません。2500万円台という茅ヶ崎の物件があり、安い!と思ってみてみると、借地権がついてたりしました。全然予算に合いません。

そこで、次に狙いを定めたのは葉山でした。葉山は、前職(六本木)で同僚だったアメリカ人男性が住んでいた場所で、当時一緒に食事をした時、「葉山は遠いのにどうしてそんな所に住むんだ?」と質問されると彼は、「逗子駅から始発で乗れるから座って通えるし、通勤費は会社から支給されるし、全く問題ないよ。葉山はすごくいい場所。逆に、どうしてみんなは東京に住もうと思うの?」と、言っていたのを思い出しました。また、葉山には御用邸があるんだから、そこが悪いエリアな訳はないよな、と思いました。葉山、行ったことはないけど、きっと素敵な場所に違いない、と思い、候補地に入れてみました。


都内から葉山 アクセス


① 葉山下山口の中古戸建 2200万円
葉山は、海に面しているエリアから山の方に広がったエリア一帯であるため、エリア毎に違った雰囲気があるそう。当時の生半可なリサーチによると、下山口は葉山の御用邸から山に広がるエリアで、比較的リーズナブルで購入できるとのこと。うそこに、築数年で2200万円という物件を見つけました。茅ヶ崎、藤沢、逗子の物件探しで、完全に予算感覚が壊れていたので、「安いじゃないか!」と思い、不動産屋さんに連絡しました(予算1000万円台はすっかり忘れてました)。

この時、生まれて初めて逗子駅に降り立ち、葉山エリアを車で案内してもらいました。その時感じたのは、

とにかく道がせまい!



不動産屋さんはかなりの運転テクニックで、住宅街の小道を結構なスピードを出して進んで行きます。時にかなり傾斜のある山の細道をくねくねと中嶋のヘアピンカーブ(古いって?)なみに進んでいきます。当時私は、10年以上の運転ブランクから少しずつ都内の、ですが23区外の郊外に向かって、運転を始めたくらいで、最近のキーレスだったり、サイドブレーキを足で踏むようになってたりするのに(昔は手で引くようになっていた。車種によるのでしょうか?)、ようやく慣れ始めた頃でした。そんなペーパードライバー上がりの私にとっては、このエリアにセカンドハウスを持つには、相当の運転スキルが必要なんだ、と感じました。

物件自体は、というと、とっても気に入りました。築浅の二階建てで、広さはセカンドハウスとしては十分でした。また、小さな庭があってBBQができそう。環境は山の中で、窓からの眺望は緑が望めます。隣にお宅が2軒あり、寂しすぎることもありません。また、山の中といっても、なだらかな山間という感じで、土砂崩れも大丈夫そうでした(その後、土砂警戒区域ではないということでした)。

ただ、問題は、物件までのアクセスというか運転でした。御用邸付近から山道を登っていくのですが、私にとっては結構な山道で、気軽にセカンドハウスに行こう!という気にはなれない感じです。そこが引っかかりました。

② 葉山一色 2900万円
葉山一色の国道に近いところに建つ、比較的山道を通らなくてよさそうな、3階建て物件。築浅で、ベランダから少しだけ海の存在が確認できました。葉山エリアのセカンドハウスとしての拠点、という意味では、アクセスもよさそうだし素敵でした。

③ 逗子 2900万円
逗子エリアの、山に広がる新興住宅街に建つ物件。築浅で、眺望は山の美しい景色を望む、という感じでとても素敵でした。

④ 三崎 3300万円
ほぼ海岸線に面した中古物件。2階のテラスからは海が望め、前の住人はそこでBBQをしてたんですよ、ということでした。また、建物はどこかの有名輸入住宅だそうで、とてもしっかりした造りだそう。もう、素敵すぎるの一言でした。

①から④の物件探しでは、予算1000万円台という条件を完全に忘れており、予算2000万円台設定で進んでいました(反省)。しかし、このエリアは、今まで見たエリアと比較すると、ここにセカンドハウスを持ちたい、という気持ちが高まるのが分かりました。ただ、見た物件は、すべて帯に短し襷に長しで、物件はとても気に入るのですが、どうしても予算に合わないものでした。

そんな時、条件であった「BBQができる」というものが果たして必要最低条件なのか、という疑問を持ちました。BBQをするために戸建にこだわって見てきましたが、BBQがしたければ自宅以外の場所でできるだろうし、頻度としても実際にはそんなに高いわけではないよな、ということに気づきました。そこで、「戸建」という条件を、「マンション」という条件に広げて考えてみることにしました。

そしてついにその物件を見つけることになるのです!

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(つづく)
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