最近の育児の傾向として、
「自己肯定感」
というのが一つのキーワードであると感じます。
私もこの「自己肯定感」を与える教育には賛同しています。なぜなら、私自身が辛い場面、重大な決断をする場面などに直面した時、自分を信じる力というのは経験上、大切だと切に感じましたし、その土台となるものは自己肯定感ではないか、と感じるからです。
その「自己肯定感」を養うためには、
- むやみやたらに叱らない
- 「ダメ」と言わない
というのをよく耳にします。ちなみに我が家では、叱る時、「ダメ」と言う必要がある時、なぜ叱るのか、なぜダメというのかという、その理由を付け加える、と工夫をしています。
さて、そんな中で「さてどうやって対処すべきだろうか」と直面したのが、以下のものを子供に催促された時でした。
- おやつ
- おもちゃ
子供の立場からすると、素直な欲求ですから、
欲しい!
という、ただそれだけのことなんだと思います。一方、その欲求をすべて受け入れ続けてしまっては、子供は親は何でも言うことは聞いてくれる、と受け止めるはずです。
だからといって、欲求に対して「ダメだよ」と言ってしまうと、子供はダメだと言われたことに混乱するのでは、子供の自己肯定感を傷つけてしまうのでは、と思いました。
そこで、我が家では、おやつとおもちゃを与えることにおいて、以下の共通のルールを設けることにしました。
- おやつは午前10時と午後3時の1日2回
- おもちゃは誕生日とクリスマスの年2回
「これが食べたい!」
「このおもちゃ欲しい!」
そう言われたときは、
「今は9時だよね?あと1時間待とうね」
「これが欲しいんだね。あと1ヶ月後に誕生日だから、その時に買おうね。それまでに一番欲しいものを選んでおいてね」
こう答えるようにしています。
ただ、あくまでもルールですので、例えば家族旅行の時なんかは夜にお菓子を食べながらプチ宴会をしますし、夜にどうしてもヤクルトを飲みたい!となった時、時として「特別だよ」といって与えることもあります。ルールでガチガチになり、ルールに従えば問題ないよね?となってしまっては、この先、ルールに従うだけでは乗り越えられない局面に出くわした時に何もできない人間となってしまうでしょう。私は、その辺りのバランス感覚を大切にしながら、子育てをしていけたら、と常々思っているので、場面毎に判断し、その理由を付け加えながら臨機応変に対応するようにしています。
また、私がルールによって子供のいわゆる「欲求」を規制したい理由として、自分が本当に欲しいもの、やりたいものに気づかせたい、という期待があります。
何でも手に入る環境はそれはそれで幸福なことだと思います。しかし一方で、本当に欲しいものに鈍感になってしまうのではと感じるのです。また、一番欲しいわけでもなく、何となく欲しいもの、それを手に入れることに慣れてしまうことについても、本当に欲しいものへの感度を下げると感じています。
私は、これから子供たちが究極の何かを選択する局面で、この「感度」というのを極限まで磨いてほしいと思っています。
これらはあくまで私の経験上、なのですが。。。
「これ食べたい、あれ欲しい」
の塵は積もって山となり、その積み重ねが日々の欲求をコントロールする力、欲しいものを取捨選択する力、になるのだと思っています。
というわけで、話が少し膨らみすぎましたが、、、以上が我が家のおやつとおもちゃの与え方でした!
(つづく)
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