小出監督の「褒めて伸ばす」に思う子育てとの共通点

こんにちは、管理人のまちゃみんです。



先日、マラソンの小出監督がお亡くなりになりました。

シドニーオリンピック当時私はアメリカに留学しており、リアルタイムでのご活躍について目にはしてはいませんが、メディアやなどで幾度となく取り上げられていた小出監督、キューちゃんですので、そのご活躍についてはそんな私ですらよく存じています。

そして、この小出監督の指導方法というのが当時のいわゆるスポ根指導方法が主流だった時代に、

褒めて伸ばす

という画期的な指導方法でした。

私は子供を出産してからというもの、何かにつけて子育てとオーバーラップさせて考えてしまう癖がついてしまった訳ですが、この褒めて伸ばすという指導方法についてもまた、深く考えさせられるものがありました。以下、この方法に心を掴まれたポイントを2点ご紹介します。
1. やる気を引き出すこと
褒めて伸ばすその最大の目的は、選手自身をやる気にさせることだそうです。監督にやらされるのではなく、選手自身に絶対に速くなりたいという欲求を持たせることこそが監督の指導力という考え方です。選手は次はこれだけ速くなりたい、次はこれくらい、、、と目標を持ち、それに向けて全力でぶつかり、目標達成しようとする。目標を乗り越えようという、走ることへの楽しさが加わるからこそ、選手は走れるそうです。

2. 信頼すること
シドニーオリンピックでキューちゃんが30km地点でサングラスを投げてスパートをかけた映像は有名ですが、実はあの時、キューちゃんは30km地点で待ってるはずの監督にサングラスを投げ渡そうと、監督を探していたそうです。一方、監督といえば、20km地点のキューちゃんの走りを見て勝利を確信し、30km地点をすっ飛ばしてゴール地点に向かっていたそうです(笑)。・・・からの、サングラス投げだったそう(笑)。

後日談、キューちゃんは小出監督に30km地点にいて欲しかったそうですが(汗)。

しかしこのお話から、小出監督の選手対する絶対的な信頼を感じました。

褒めて伸ばすって、信頼がないとできないと思うんです。

「褒めるとつけあがるかも?」

なんて選手そして自分の指導方法に疑心暗鬼な気持ちがあっては信頼なんてできません。

私は30km地点のエピソードを聞いて、褒めて伸ばすその根底には、選手に対する、そして自分の指導方法に対する信頼があってこそなんだな、と思いました。

そして当時、画期的と言われた指導方法は、いまのスタンダードです。

マラソンと子育て、違いはありますが、この小出監督の姿勢、いつも振り返りながら大いに参考にさせてもらおうと思います!

(つづく)
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