ナメてはいけない!喘息について私の経験

こんにちは、管理人のまちゃみんです。



長男が3歳の時、次男が生後7ヶ月の時、息子2人は喘鳴(発作)を起こして緊急入院となった、という経験があります。この経験を通して、息子に喘鳴が確認されたら即病院に駆け込み、症状をできる限り抑えるような努力をするようになりました。もしこのブログをご覧になった方でそんな場面に出くわしてしまった方にも是非ともそうして欲しいと願い、私の経験を交えて書いてみたいと思います。

喘息と喘鳴について
まずは喘息と喘鳴の説明については以下のページをご覧下さい。
https://www.kyoto.med.or.jp/child/pdf/all-4.pdf

要約しますと、気管支喘息は発作性に咳や喘鳴を伴う呼吸困難を繰り返す病気です。呼吸困難を伴いますので最悪では死に至るケースもあるようです。また、2歳未満の小児の気管支喘息の診断は難しいため、喘鳴症状を1週間以上の感覚をあけて3回以上あった場合は小児喘息と診断するようです。そして、治療せずに発作を放置して繰り返していると、気管支の内腔は狭くなったまま戻りにくくなり、成人の気管支喘息へ移行することになるそうそうです。

2人の息子たちは、入院時には喘息という診断ではありませんでした。これは、「喘鳴症状を1週間以上の感覚をあけて3回以上あった場合」に該当しなかったからだと思います。

喘息ではありませんが、風邪のひきかけの時、季節の変わり目の時、喘鳴の症状が時々出ますので、何があろうが優先度高で対処しています。

なぜ放置してはいけないのか
治療せずにその症状が繰り返されると、成人の気管支喘息に移行してしまうから、なのですが、私が実際にかかった小児科の先生は、一度気管支に起こった炎症というのは元の状態には回復しない、という言い方をされていました。それでも喘鳴などが起こってしまった場合は、できるだけ炎症が軽い時点で対処をする、というのが重要なようです。そうすれば、成人する頃には症状は徐々に落ち着いていくようです。実際に小さい頃に喘息だったよ、という人の話を聞いてみても、ひどくなる前に対処をしていたら大人になったら喘息がなくなったよ、と言ってたりします。

実際の喘鳴発作について
「ヒューヒューゼーゼー」

という表現をよく見ますが、うちの息子たちを見ていると、

「ピューーピューー・・・」

の方が近いかもしれません。鼻が詰まった時に息をすると笛の音みたいなのが聞こえる時がありますが、あの音に近いかな、と思います。それが胸の奥の方から聞こえてきます。そこに微かに、

「ゼーーゼーー・・・」

微かに痰がからんでいるような音が時折混ざる感じです。

・・・お恥ずかしながら、以前の私には喘息って咳がたくさん出る病気なんだよな、という知識(テレビドラマなんかで見た印象です)しかありませんでした。ですので、咳がとまらない、というものを想像していましたが、うちの息子たちの場合は上記のとおりで、咳ではなくて喘鳴でした。

そしてこの喘鳴が自分自身で止められない、という状態が恐らく喘鳴発作というものだったんだと思います。

次男は、当時明らかにこの発作を引き起こして入院しました。

発作状態の息子はぐったりとしていました。呼吸できていないのですから今考えれば当然です。ぐったりとして、でも喘鳴が止められない状態。とても危険な状態だったと思います。


対処方法
とにもかくにも、ある程度以上の喘鳴(発作)が起こったら、休日だろうが深夜だろうがどんな時だろうが、病院に駆け込むしかない、ということを学びました。例え、前日にどこかの病院にかかっていて、薬を飲んでいる場合でも、です。というのは、喘鳴というのは、深夜から朝にかけて症状が悪化します。これは医者の先生の意見だけでなく、自分の息子の症状を見ても明らかです。この症状が続く間、呼吸困難な状態が続く、ということで、とても危険ですし、炎症はどんどんと悪化してしまうからです。

もし重篤な症状であれば救急車ということもあろうと思いますが、救急車を呼ぶことに躊躇があれば、「#7119」という、救急相談センターに電話で相談するという方法もあります(#7119という番号は東京のケースです。自治体によって番号は違うようです)。

私も、次男が喘鳴発作を起こしたとき、#7119に電話をかけました。あの時、#7119に繋がらなかったら、、、と考えると、今頃次男はどうなっていたのだろうと背筋が凍る思いがします。

次男が発作を起こした当時、生後7ヶ月でしたので、私は次男をだっこ紐で前抱っこをしながら電話をかけていました。看護師さんに次男の症状をお話すると同時に、電話口をとおして看護師さんに次男の息遣いというか発作が伝わっていたようなんです。すると、看護師さんは、

「すぐに救急車を手配しますからね。」

と迅速に適切な対応をとってくださいました。

医師による診断が必要なのか、処置が必要なのか・・・?それが素人ではどうすればいいか分からない時は、素人判断はせず、絶対にプロの判断を仰ぐべきだ、と思います。#7119に繋がらず、でもどうしようもない時、時として119にだって電話をかけるべきだと思います。

喘鳴、そしてその後
次男のケースでは、上記のような危険な状態でしたが、#7119から救急車を呼んでもらい、近くの総合病院に搬送され、即入院となりました。

長男のケースでは、息遣いが苦しそうで、保育園で元気がない状態が1日続いていました。その晩、普段なら1度寝てしまうと朝まで起きない長男が、30分毎に起きて眠れない様子でした。次男の時のような発作状態ではないものの、喘鳴が確認できましたので、もしかしたら十分な呼吸ができていないのでは?と思い、夜中1時にタクシーで病院に向かいました。そして長男もまた即入院となりました。

次男の経験があったので、長男の時には喘鳴について多少の知識がありましたが、発作状態ではなかったため、#7119に電話するとか、救急車を呼ぶのに少し躊躇がありました。それでも、長男を見ると、寝たいのに眠れない、それは呼吸ができていないのでは?という様子が見てとれたので、タクシーで向かうことにしました。

この時も次男の時と同様に、即入院となりましたので、緊急性は高かったのかなぁ、救急車を呼ぶべきだったかなぁと今考えると思います。

2人共、その後3日程で退院となりました。

受診する病院についての後悔その①
実は長男と次男共に、入院となる前に近くの同じ内科にかかり、薬を飲んでいました。というのは、単なる風邪だと思っており、まさか呼吸器系の病気だとは思っていなかったからです。ですので、内科でできるごく一般的な治療がなされていたのでは、と思います。

もしこの時、呼吸器科だったり小児科だったり、より専門的な病院で受診していたら、入院に至らなかったのでは、という後悔があります。というのは、今通っている小児科Aは、喘鳴で受診すると、症状に応じた処置をしてくれますし、この後どのような状況が想定されてそれに対する対応方法を詳しく教えてくれます。つまり、夜から明け方に喘鳴がひどくなる可能性がある時にはより強い薬を出してくれますし、その強い薬を飲んでも喘鳴がひどければ救急に駆け込むことを確認される、という感じです。

入院前の受診で、そんな処置をしてくれていれば炎症によるダメージは今より随分少なかったでしょうし、入院もなかったのかな、、、なんて後悔してしまいます。

A先生は、指示が的確で言っていることが素人の私にも理解できる、そんな小児科です。長男、次男共に、時折喘鳴症状でこのA小児科にかかりますので、この病気というのはこれからも長期で付き合っていく必要があるんだろうなぁ、と感じます。そんな中で信頼できるA先生を見つけることができた、というのはとてもありがたいことだと思います。

受診する病院についての後悔その②
実は、この小児科Aを受診する前に、別の小児科Bにかかったことがありました。しかし、その小児科BのB先生は信用には全く値しない先生だった、と今なお憤りを感じています。というのも、納得いく理由もないまま、大病院への紹介状を書かれたり、継続的な投薬が必要だと薬を処方されたり、B先生自身が処方する薬の効き目について「効果は期待できないよ」と言ってみたり(ならどうして処方するのか疑問ですが)。

しかし、一度はB先生を信用して、紹介状を書かれた病院で診断を受け、症状がないけれど必要かどうかわからないまま次男に1ヶ月以上の投薬を続け、効き目が期待できないと言われる薬を次男に使い続けたのですが、どうしてもなぜこの処置が必要なのか?この薬が必要なのか?についてこのB先生から納得できる回答を聞くことは最後までありませんでした。そんな時に、すがる思いで向かった先が、現在受診している小児科AのA先生でした。

A先生は私がぶつける疑問すべてに納得できる内容で回答をしてくれます。そしてそれがA先生への信頼となっています。

A先生と出会ったことにより、私は治療をされるからには、自分が素人だろうが何だろうが、納得なしで進んではいけないのではと考えています。そうすると、次男には納得できないまま不要だったかもしれない投薬やら何やら、負担をかけてしまった、そう後悔しています。

結論
表題のように、喘息や喘鳴に対して舐めた気持ちは全くありませんが、この病気には初動対応というのがとても重要なんではないか、というのを実感しています。もし喘鳴の可能性のある症状に直面したがどうすればわからない、そんな時は医者の先生だったり、#7119のような相談員さんや看護師さんだったり、素人判断をせず、ぜひプロの判断をあおいでダメージを最小限におさえてほしいと切に願います。私自身がこの対応で取り返しのつかない後悔をしてしまいました。ですので、ぜひそんな私の経験をシェアできたらな、と思ったのであります。

(つづく)
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