【シッターサービス】キッズライン事件を二度と起こさないためにできること

こんにちは、管理人のまちゃみんです。



シッターマッチングプラットフォームを提供する「キッズライン」、このサービスでシッターとして登録していた男が、シッター中の女児へのわいせつ容疑で逮捕されました。

コロナウィルスによる休園・休校中、あの時期は日本中どこでも、もちろん我が家でも、ストレスを抱えながら子供の面倒をみて仕事をこなしていたと思うので、

どの家庭でもこのようなサービスを利用するかしないかは紙一重の選択だったのではないか、と思います。

だから人ごとではないし、子を持つ親として、このような事件は本当に許せないです。

さて、私が従事している財務コンサルという仕事では、お金周りを扱うという性質上、切ってもきれないのが「不正・不祥事」です。

不正・不祥事、大きな意味で「悪いこと」ですが、なぜ起こるのか、どうやったら防止できるのかを考えています。

そこで、今回シッターサービスで起こってしまった「悪いこと」、その視点から考えてみました。

「不正・不祥事」「悪いこと」を扱う時、用いられる理論があります。それが・・・

「不正のトライアングル」

というものです。

まず、端的にこの理論を説明すると、

①悪いことをする「動機」
②悪いことを「正当化する姿勢」
③悪いことができる「機会」

この3つの要素がそろった時、人間は「悪いこと」をしてしまう、という理論です。

逆に言えば、一つでも要素が欠ければ「悪いこと」は起こりません。

今回のキッズラインの事件、あくまで私見ですが、容疑者の中に以下のような要素がそろってしまったために、事件が起こったのでは?と推測することができます。

①動機:
小児性愛者だった、誰でもいいからという衝動をもったなど

②正当化:
仕事に対して激務や処遇からの不満があった(コロナとの関係あり?)、保育では遊ぶ時など接触する機会が多いため接触という行為への躊躇が低かった、そもそも人間としてのモラルが低かったなど

③機会:
密室だった、監視されていなかったなど犯行に及ぶ機会があった

・・・こう考えると、シッターサービスの性質上、③の「機会」を制限することはほぼ不可能です。監視カメラをつける、という方法がありますが、それでは撮影できる場所に限界があります。

であれば、①の「動機」のある人や、②の「正当化する姿勢」のあるモラルの低い人がシッターとして登録できない仕組みを作ることや、研修などで「悪いこと」はしてはいけないことなんだ!と②の「正当化する姿勢」について徹底的に教育する必要があります。

そして、それがシッターマッチングサービスを提供するキッズラインに企業として求められる施策だと思います。

しかし、それに対して、キッズライン側の言い分として、

容疑者が保育士資格を有していること、厳格な社内基準で審査したことを挙げています。

・・・ちょっと待ってください!

保育士資格の有無は保育の質を計る物差しにはなるかもしれませんが、シッターの「動機」の有無と「正当化する姿勢」を計る物差しではありませんし、

そもそも、厳格な社内基準が「動機」と「正当化する姿勢」を計る基準なのかも全く説明されておらず不透明ですし、

さらに、一度厳格な審査に通ってしまえば、その後はシッターの審査をしなくていいのか。

(この辺りのキッズラインの対策はまだ不明なので、もう少し説明をしてもらいたいところです。)

「悪いこと」ができる「機会」という要素を制限できない環境だから、リスクが高いからこそ、

そのサービスを提供する企業は全身全霊でそれ以外の要素を低減させるための努力をする責任がありますし、

それができないならシッターサービスを提供する会社としての資格はない、と思います。

ただ、、、

シッターサービスを提供する企業は他にも優良な企業も含めてたくさんあります。

現に、そのサービスで世のお母さんたちは助かっています。

ですので、シッターサービスを利用する時は、

その企業が、

「悪いこと」をする「動機」と「正当化する姿勢」に、

どうやって向き合っているのか、

その視点でサービスを選ぶことは大事な子供を預ける上での一つのものさしになるかもしれません。

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