40歳オーバーでの出産② ~和痛分娩と無痛分娩を経験して

前のブログからの続きです。

陣痛を麻酔薬で和らげて出産するのを無痛分娩とか、和痛分娩とか呼ぶそうで、長男の産院では和痛分娩、次男の産院では無痛分娩と呼ばれていました。しかし、出産を体験した感想は、文字通り、長男は和痛、次男は無痛だったので、無痛と和痛の違いって、もしかしたら麻酔薬の量が違うのかもしれませんよね。。






  • 長男のケース(和痛分娩)
入院まで:
計画入院はなく、陣痛がくるのを待ちました。ですので、陣痛が来て、おしるしを確認してから産院に行くまでは、自然分娩と全く同じでした。

入院当日:
参院で陣痛が来ていることを確認後、入院となりました。まずは分娩服?に着替えました。

自然分娩と違うのはここからで、まずは麻酔が投与されました。具体的には、横向きになってエビのように背中を丸める状態になり、腰付近に針を刺され、それに繋がる管から麻酔が投与されました。注射針を刺す痛みは耐えられるものといいますか、普通の注射並みでした。

麻酔薬が投与された後、陣痛の痛みが和らいでいくのが分かりました。和痛というのは、意識はしっかりしているし、陣痛の波も分かるし、という感じでした。痛みについては、もしかしたら普通の生活で突然経験したら痛みとして感じるのかもしれません。しかし、陣痛があり麻酔が投与された後ということからなのか、痛みという感覚はなく、それよりもお腹に寄せる張りの波に耐えるという感じでした。陣痛に慣れてくると、「あ、また波来たわー」と感じながらウトウトと眠ることもできました。こんな感じが12時間くらい続きました。

私の場合、出産前から陣痛が弱いと言われていたのですが、ここへ来て赤ちゃんの頭が見えている状態が何時間か続いていて、どうやらそれは陣痛の力が足りないからのようでした。結果、最終段階で陣痛促進剤が投与されることになりました。投与後の張りは、記憶としてハンパない!と刻まれていますが、痛みはやはり感じませんでした。

そして出産後の肝心な会陰切開についてですが、、、全く痛くなかったです!!



  • 次男のケース(無痛分娩)
入院まで:
計画入院にしたので、予定日1か月前くらいに入院日を決めて予約しました。ヘルプでお義母さんが来る日程調整だったり、旦那の仕事のスケジュールだったりがあったので計画入院というのは日程調整という意味ではいいのかもしれません。産院からも、計画入院を強く勧められました(人気のある産院だったのでいろいろ事情があるのでしょう)。

入院当日:
病院で入院手続きを済ませてから部屋に入ります。まずは分娩服?に着替えてまず最初にするのはお腹のお掃除でした。というか浣腸を渡されました(涙)。中学生の頃に便秘になった時、浣腸をやろうと頑張ったけど出来なかった私、ウン十年経ったけど、やっぱり、どうしてもできませんでした(涙)。看護婦さんに、「・・・どうしてもできません。。」と告げると、「あ、大丈夫ですよー」という感じで何とか難を逃れました。普通の反応だったので、そういう人、たくさんいるのかな。

その後ベッドに横になり、陣痛促進剤が投与されたのですが、どうやらこの促進剤が私には効きすぎてしまったようで、めちゃくちゃお腹が張るなぁ、けっこうしんどいわぁ、と汗ばんでいたら、看護師さん数人と先生が代わる代わる来て、緊迫した感じとなり、その後、改善する処置が施されました。処置というのは、赤ちゃんの体制を手を入れて正常な位置に戻したということです。看護師さん曰く、首にへその緒が巻き付いたのでそれを戻したということでしたが、これが一番不安になったし、、まあ痛かった(涙)。

その後、麻酔投与がされましたが、長男の時と同じで、腰のあたりに注射を打たれ、薬が投与される、という感じでした。今回も同様、耐えられる痛みでした。

そして無痛分娩の驚きはここからで、麻酔が効き始めると、陣痛もお腹の張りも何も感じませんでした。長男の時は張りと同時に呼吸を整えた記憶がありましたが、何も感じないので呼吸は普段通りだし、張りが分からないので呼吸の整えようもありません。近くにいたお義母さんと普通に話していたし、テレビをくつろいで見ていたし、という感じでした。逆に、お義母さんの前だし痛そうにしなきゃいけない?と思い、しかめっ面を演じたくらいでした。この間、約2時間でした。

それから分娩台に上がっても、陣痛が分からないので、助産師さんの合図で思いっきり2回いきんで出産が終わりました。それにしても2人目は早かったです。



  • 感想
無痛、和痛と一言に言っても、産院によってやり方は様々なんだな、というのが感想です。長男の産院は、老舗の個人病院、次男の参院は人気の高くて予約が取りづらい総合病院でした。自然な形で陣痛を待ってくれる長男の病院にはアットホームさや安らぎを感じましたし、ここにして良かったと思っています。しかし一方で、次男の産院は、陣痛室の助産師さんから分娩室の助産師さん、そして出産でラスボス先生登場!みたいに、とてもスムーズでスマートな出産でした。さらに、赤ちゃんの首にへその緒が巻き付いた時の緊急時の連携を見ると、さすがプロ!と感じずにはいられず、絶対的な安心感がありました。結果、私はこれらの産院を選んで良かった、と思います。

経験を逆から考えると、無痛分娩を選んでも全く違う対応が違うんだなと思ったので、産院選びは、色々リサーチして、自分に合ったところを選ぶ、というのが幸先のいいスタートを切る上でもいいのかな、と思いました。

(つづく)
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40歳オーバーでの出産① ~無痛(和痛)分娩の選択

     
                          
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